手足口病

 手足口病は、発熱などの風邪症状に皮膚症状を伴うウイルス感染症です。皮膚症状は、手足や口などに米粒くらいの赤い発疹や水ぶくれが出来るのが特徴的です。水ぶくれは、指紋の流れに沿った楕円形をしていることが多いです。発疹は、手足に限らずお尻や腕、脚にも出ることもあります。多くの場合、風邪症状は、2,3日で皮膚症状は1週間程で軽快します。まれに、重症化することがあるので注意が必要です。5歳以下の子どもに多い感染症ですが、この年齢に限らず大人にも感染することがあります。
 数年おきに夏に流行することが多いのですが、神戸では今年は、9月頃から流行が始まり、今も流行中のようです。当院でも10月下旬になってからも、手足口病の患者さんが数人受診されました。
(追記:手足口病の流行、12月下旬にようやく落ち着いたようです)