赤ちゃんの皮膚疾患

赤ちゃんの皮膚疾患
赤ちゃんによくみられる皮膚疾患におむつ皮膚炎や新生児ざ瘡、乳児脂漏性皮膚炎などがあります。赤ちゃんの皮膚は、バリア機能が十分でないため、汗や垢、排泄物などの刺激により皮膚炎が生じやすいです。それらの刺激を受けやすいおむつ部で、赤みやぶつぶつといった皮膚炎の症状が生じた場合をおむつ皮膚炎といいます。また、生後2週間から3か月くらいまでは、皮膚の脂(皮脂)の分泌が亢進しています。皮脂の分泌の多い顔や頭皮にネバネバしたかさぶた状のものが付着する脂漏性皮膚炎や新生児ざ瘡(にきび)が出やすくなります。
赤ちゃんのスキンケア
これらの皮膚疾患を予防するためにはスキンケアが大切です。入浴時には、中性、弱酸性の石鹸をよく泡立てて、指でやさしくよごれを洗い流しましょう。垢や汗のたまりやすい、頸や脇、陰部などのシワの部分も忘れずに洗いましょう。脂漏性皮膚炎で顔や頭皮に付いたかさぶた状のものは、入浴30分くらい前にベビーオイルやオリーブ油を塗っておくと、軟らかくなって入浴時に取れ易いです。入浴後、水分はタオルでこすり取るのではなく、優しくあてて吸い取りましょう。その後は、保湿剤を塗って保湿ケアをしてあげて下さい。