水虫とは、白癬菌という真菌(カビ)の一種による感染症です。ケラチンという蛋白質を栄養にします。ケラチンが存在する皮膚や爪、毛などに感染します。高温多湿の環境を好み、足の皮膚に感染することが多いです。季節的には5月から夏にかけて患者さんが増えます。症状は、足の皮がめくれてジュクジュクしたり、痒みが出たりします。放置すると、ジュクジュクした部分から細菌感染を起こし、蜂窩織炎(ほうかしきえん)を生じることもあります。足がジュクジュクして痒いなどの症状が出た場合、きちんと診断をつけて、治してしまうのが望ましいと思われます。